いろいろ、チャレンジしています。

地震後の解体作業などには注意が必要です

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梅雨入りして、雨が降ったりやんだり。時には激しい雨、時には晴れ間があったりと毎日の衣服にも気を付けて風邪をひかないようにしなくてはなりませんね。

ニュース担当高橋です。

今朝(6月13日)、熊本地震で被災した建物の解体作業などの際にアスベストが飛散するおそれがあるため、環境省が大気中に含まれるアスベストの調査を行うことを決めたというニュースがありました。

飛散状況の調査結果は、まとまり次第公表するとのことです。

熊本県や熊本市でも独自調査を行っているようです。

一般社団法人 建築物石綿含有建材調査者協会は、国立研究開発法人国立環境研究所と協力してアスベスト調査をすると同時に、飛散状態にある建物(アスベスト分析、空気環境測定結果)の応急対策の方法等の提案など、熊本市への協力も行っているということです。

過去を振り返ると、阪神大震災時には震災後解体作業をしていた作業員3名が10年以上経過してから中皮腫を発症して労災認定を受けました。

また、東日本大震災でもアスベスト飛散が確認されております。石巻市・気仙沼市などでは、解体物の瓦礫からアスベストが飛散する恐れがあるとして、弊社も飛散防止にご協力いたしました。(アスベスト飛散防止剤AGUA-A3000を瓦礫に散布)。

そのときの経験から、解体作業や瓦礫撤去作業をされるときには、まずは防塵マスクを必ず着用すること、作業中は水や処理剤を撒きながら行うこと(水であれば乾燥しないように常に気を付けること)、作業後は衣類や手袋に付着した塵や埃をよく落とすこと(自宅等屋内に粉じんを持ち込まない)、不用意に瓦礫を再破砕しないように気を付けて作業しなくてはならない、等々二重三重の注意が必要だと思います。

安全にアスベスト建材が処理されるように願うとともに、AGUA JAPANもご協力していきたいと思っております。